title11.gifねぎ様 投稿作品 「ぬくもり」 第二章 6−10








淳平の変化に気付いた綾

いや、前から気づいていたと言った方がいいだろう

だが、今の淳平のそれは、もう限界まで大きくなり

綾の身体と触れるたびに、小さく、そして時には大きく脈動を繰り返す



胸をもまれ続ける綾の身体は、いつの間にか浴衣がはだけ、気付けば淳平の手の平は、直接綾の胸を求めていた

綾の左の胸が、淳平により大きく形を変え、そして、時折触れるその先端に、綾の身体は大きく反応を繰り返す


「はぁっ・・・・はぁっ・・・

 
        真中・・・・くん・・・・


                      真中・・・・くぅ・・・・ん・・・・」


初めて訪れるその感覚は、綾の思考回路を麻痺させ、徐々に快楽を求め、そして、真中自身を求め始める


「東城・・・・・・」


淳平は、突然綾の唇から離れた


「・・・・あぁ・・・・・・はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・・」


綾の口から吐息が溢れ続ける


「・・・・キャッ・・・・あぁ!あ・・・・・ぁぁぁ・・・・ん・・・ん・・・くぅ・・・・・」


淳平は、綾の胸へと顔を近づけ、そして、その先端を唇の中へと含ませた


「あぁ・・・あぁん・・・・・ん・・はぁっ・・・・・・あぁ・・・・・」


淳平は、綾の先端を赤子のように強く吸い、そして、舌で舐め続ける


「あぁ・・・・・真中く・・・・ん・・・・・・ぁぁあぁん・・・・」


突然の、そして初めて訪れるその感覚に、思わず大きな声が漏れてしまう

その淳平の行為に愛おしさを感じ、気付けば両手で淳平の髪の毛に触れ、そして、更なる刺激を求めるかのように淳平を自らの胸に押し付ける


「あぁ・・・真中くん・・・・・真中くん・・・・・」


何度も呼ぶ淳平の名


その淳平は自分の胸の中で、愛おしく求め続けてくれている

その行為を見詰め続けることで

綾の母性本能が刺激され

また、自らの中心へと流れていく感覚を研ぎ澄ませていた












帯の解けた綾の浴衣は、その白く綺麗な身体を惜しみなくさらけ出し、下につけている白い下着だけが、綾を包む唯一のものとなっていた


頭の中が白くなっていく

淳平の荒々しい舌使いは、綾に少しの痛さと、大きな快感をもたらしていく

淳平は綾を仰向けにさせ、自らを被せるように上になる

ゆっくりと、浴衣の胸元を解いていき、肩から腕へと通していく


「・・・・・・・・・」


綾は頬を赤らめ、豊かな胸を両腕で隠すようにし、顔を横へと背ける


「東城・・・・



               こっちを向いて・・・・」


そむけた頬に暖かく大きな手が触れる

ゆっくりと振り向かされたその先には、優しい微笑を浮かべてる淳平の姿がある


「真中くん・・・・」


そっと見詰め返す綾。

やや上気したその表情は、淳平の綾への想いを更に深いものへといざなう


「なんか・・・


              恥ずかしいな・・・


                           えへっ・・・・」



           ドクン



淳平の中で、何かがはじける


「東城・・・・



              凄く綺麗だよ・・・」


綾の頬に当てた手を、ゆっくりと耳元へと回し、

再び重なりを求めるべく、顔を近づけていく


「真中くん・・・・」


全てを受け入れる

その心が決まったのであろうか。

綾はゆっくりと眼を閉じ、淳平を受け入れる


「ん・・・・


     真中・・・く・・・・・ん・・・」


先ほどとは違い、キスという行為に慣れ始めた二人は、力強い触れ合いから、お互いを確認しあうような、優しく、そして唇の感触を楽しむようなキスへと変化していた


「真中くぅ・・・・ん・・・


           真中くん・・・・・



     (もっと・・・・もっとキスして・・・



                          もっと・・・・


                          
                                   あたしを触って・・・・)」



一度覚えてしまった快感を求める

若い男女には当然の行為であった

気付けば、綾の方から、淳平の唇を求め始める

一度離れては、すぐに淳平の唇へと自らを押し付け、そして中へと絡ませあう


「あ・・・あぁ・・・・   ん・・・     あん・・・・」











キスという行為の最中も、淳平は綾の胸への愛撫を怠らない


(や、柔らかい・・・・


       すごい、大きくって・・・・


                       でも、すごくかわいらしくって・・・)


淳平が強く揉めば、綾の口元から声が漏れ、その声を聞いては更に淳平は綾を気持ちよくさせるが為に、その先端をそっと触れたり、そして強く触れたりを繰り返す

誰に教わったわけでもない。だが、今目の前の綾の反応を見れば一目瞭然だった。

大きく形を変えるその両胸は、仰向けにもかかわらず、先端はツンと上を向き、しっかりとした綺麗な形を整えていた


浴衣に右手をかけ、腕にかかったままのそれをはずしてあげようとする。

綾は、淳平の行動に気付いたのであろうか。もしくは、一緒になりたいと言う本能からであろうか。

自らの身体を浮かせ、淳平の行為を手助けする


浴衣を脱いだ綾の身体

綾を隠すものはもう、下に着けているものしかない


「東城・・・



                 好きだよ・・・・」


淳平の言葉に、身体の奥から熱いものが込み上げてくる

小さく、そして白い綺麗な綾の身体は、見ているだけで淳平のそれを膨張させていく








何度も見詰め合う二人


ゆっくりと綾の両手をつかみ、そして再び唇を合わせる

淳平の胸に、綾の胸が触れる


「東城・・・・



                東城・・・・」


絡ませる舌が、再び綾の先端を求め、首筋から胸元へと移動をして行く

    
「あ・・・あぁ・・・


        真中くん・・・


                 そんなに・・・


                           強くしたら・・・」


綾の言葉にふと我に返る


「ご、ごめん!東城!!

  お、俺・・・その・・・

           初めてで・・・どうしていいか・・・・

                       その・・・」


綾に嫌われたかも知れない

そう思った淳平は、つい自分の欲望に走ってしまった事を後悔し、綾に謝った



「真中くん・・・・


     そんな、謝らないで・・・」


小さく、そして優しい声


「あたしも・・・


           あたしも初めてだから・・・」



「えっ!?・・・」


綾の口から出た『初めて』という言葉に、思わず声を出す淳平。

初めてであろうことは、淳平にもわかっていた。

だが、そのことを綾の口から発せられたことに驚いてしまったのだ



「・・あっ!?

   や、やだ・・・   あたしったら・・・


                  何言ってるんだろう・・・


                                ま、真中くん、ごめんなさ・・・・ん!?・・・」


綾の言葉を遮るように、再び唇を重ねる淳平


「ど、どうしたの?・・・」


淳平の突然の行動に不安になる


「東城・・・

  俺・・・

    初めて屋上で会った子が東城だと知ったとき・・・

         すごく、嬉しかったんだ・・・」


「え!?・・・」


「俺・・・・こんな性格だろ?

   東城のこと、ずっと気になっていながら、いつまでも自分を守ってばかりで・・・

 
           だから・・・


                 俺・・・


                       今度は東城の事を・・・


                                守っていきたい・・・」


ゆっくりとした口調で、それでいて一言一言をはっきりと発する


「図書館で・・・


     東城に勉強を教えてもらって・・・


          どんどん気持ちが大きくなっていって・・・


      気付いたら、いつも東城のことばかり眼で追いかけてた・・・」

                   

「真中くん・・・・」



「俺・・・・


     あの頃から・・・ずっと・・・


               東城のことが好きだったんだ・・・」



「真中くん・・・・」


綾の眼元から、一筋の流れが生じる


「あたしも・・・


     ずっと真中くんのこと・・・


             大好きだったんだよ・・・」



流れ出る嬉しさを、隠そうともせず

綾は精一杯の笑顔で淳平に応える


「だから・・・


       今・・・


             すごくね・・・


        すごく・・・ 


                    幸せだよ・・・」



「東城・・・・


   俺・・・・」


淳平は、もう自分に押さえが利かなくなってきているのがわかっていた

全ての想いを溜め込んだそれは、もういつ発せられてもおかしくない状態ではあった



10







「いいよ・・・」


「・・えっ!?」


「・・・・・あたし・・・



               あたし・・・真中くんと・・・」



潤んだ瞳が淳平を捉え、ゆっくりと小さく冷たい手の平が淳平の両頬を包み込む


綾の胸に置かれたてもそのままに、淳平は綾の行動に、そして言葉に動くことが出来ない



「あたし・・・



         真中くんと・・・


                  
                      一緒になりたい・・・・」



ゆっくりと身体を起こして、優しく淳平にキスをする


「東城・・・」


淳平の内から、大きな波が押し寄せてくる



「東城・・・

 
       東城!



                  東城!!」



力強く抱き寄せ、そしてキスを繰り返す

想いの弾けた淳平は、もう止まることが出来ない

綾の胸を包み込むように、揉みながら、片方の手で、おもむろに太ももへと手をかける


「あぁ・・・真中くん・・・

        真中くん・・・・

                             真中くん・・・・・」


淳平の名前を呼び続ける綾

その綾に応えるように、綾の身体全体を触れる淳平

舌先で綾の先端を転がしながら、ゆっくりと太ももから、白い下着の中心へと指を這わせていく


「あ・・・・やん・・・・や・・・あ・・・・・」


淳平の指先が、徐々に自分の中心へと近づいていく

少しのくすぐったさと

そして大きな快楽が綾に押し寄せる


「ちょ、真中くん・・・


       ま、待って・・・・」


胸にある淳平の頭を抑えながら、押し寄せる会館に身を任せつつも、中心へと近づく指先への抵抗感が襲ってくる


「あ・・・あぁ〜〜・・!!」


淳平の指先が、下着の上から中心へと触れる



(と、東城・・・



         すごい・・・



                 濡れてる・・・・)


淳平の指先に伝わる、その冷たさは

綾の身体が今どのような状態かを教えるには十分すぎた



「や・・やだ・・


         恥ずかしい・・・」


自分の身体の変化を淳平に知られた

そのことが綾の羞恥心をあおり、そして、その羞恥心が、一層綾の感度を高めていった


「東城・・・


       すごいよ・・・


              気持ちいいんだね・・・・」


淳平の『気持ちいい』という言葉に素直に言葉が出ず、だが、それでも愛撫され続ける胸とソコからの感覚に、無意識に頷いてしまう



「東城・・・・


         大好きだよ・・・」


時折聞かされる淳平の言葉に、綾はふっと力が抜ける

それほどまでに、綾は淳平の事を好きなのだ。それほどまでに、綾は淳平の事を愛しているのだ


そっと下着越しから何度も中心をなぞる

徐々にその形をはっきりとさせていく様子は、暗闇の中で淳平には見えない

だが、指からのその感触は、ハッキリと綾自身を形づかせ、そして、そのうちから溢れ出るものが、確かなものであることを証明していた


そっと下着の間から、指を滑り込ませる


「きゃっ!あん!!!   あ・・・・・・んん・・・・・・・」


突然の侵入に、声を上げる綾


(やだ・・・真中くん・・・・


     そんなところ・・・触ったら・・・・   あ・・・・
 

               もう・・・・ 


                           あぁ・・・・)



ゆっくりとなぞる指先が、綾の恥毛に触れる



(だめ・・・・

          真中くん・・・・そんな・・・


                    恥ずかしい・・・やだ・・・・)



綾の想いとは裏腹に、徐々に中心へと近づいていく淳平


「東城・・・すごいよ・・・


          かわいい・・・


              東城 かわいいよ・・・」


優しい言葉をかけ続け、唇を重ねあい、そして胸への愛撫を繰り返す



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