夏の旅〜Part5〜 - TORO 様
ミーンミンミンミンミーーーーン・・・・・・
蝉の声がなきやまない7月下旬。
レクセル日比谷(店の名前)の前には4人の男女があるカップルを待っていた。
「ねぇ〜月飛〜淳平さんたち本当に来るの??????」
「そのへんは分かんねぇ。あの人たちが来たけりゃ来るんじゃない???宿ないって言ってたし。」
沙耶と月飛が会話をしている。
その時・・・・・・・・
「なぁ〜月飛!!!!その淳平って人とつかさって人誰?????おれ無理やり連れてこられたんだけど・・・・」
明らかに、嫌々来たと思われる奴の名は『押成 愁檎』月飛の一応親友だ。沙耶と喧嘩が絶えない・・・・・・
「ッつーかなんでお前がいるんだよ沙耶!!!!!!!」
「あら????いたらいけないの?????」
「お前普段そんな口調じゃねぇだろ!!!!」
「私は都水に誘われたのーーーー」
「月飛じゃなくて?????」
「ハァ?!!!!!!!月飛があたしを誘うわけ無いジャン!!!!!」
「何????その言い方????月飛に誘われたかったような言い方???」
「ちが〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!月飛には都水がいるでしょ!!!」
「ハイハイ、その辺で『夫婦喧嘩』はやめてください」
「「夫婦じゃねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」」
「息ピッタリと・・・・・」
「都水〜〜〜〜何やっての〜〜〜〜〜・・・・・・」
「沙耶・・・・・・怖いよ????(笑)」
「ハイハイ・・・・・そこまで」
と、その時
「あっいたいた。おーーーーい。月飛君〜〜〜都水さ〜〜〜ん。遅れてごめーーーん!!!!!」
元気よく挨拶してきたのはつかさだ。
つかさは白いワンピースを着ている。
「つかささん〜〜〜〜〜〜カワイイ〜〜!!!!!!!きゃーーーー」
「沙耶・・・・頼むからはしゃがんでくれ・・・・・・・」
「淳平さんは????つかささん」
「あっ淳平君はもうそろそろ来るころだと思うけど・・・」
「お待たせ〜〜〜。はぁはぁ・・・・・きついね結構」
「走ってきたんですか??????」
「あぁそうだよ。」
「たいしたもんだぁ〜。あっこちらが淳平くんとつかささん」
「初めまして、押成です」
「初めまして。つかさです。」
「淳平です」
「ほんじゃ、俺の叔母さんが前住んでた家に言ってみますか???」
「「「「「オオーーーーーーーーーーーーー」」」」」
「ねぇ〜月飛」
「ン???」
「夜楽しみね!!!」
「そうだな」
月飛一行は、叔母さんの家に向かった。
夜に何があるのか・・・・・・・・
夏の旅〜Part6〜 - TORO 様
叔母の家は月飛邸から10kmはなれた山奥(?)にある。
月飛達はその山を今・・・・・・・歩いている。
「つ〜〜〜き〜〜〜〜ひ〜〜〜〜〜〜」
「何だよ、神崎!!!暑いんだから。んな声出すな!!!」
月飛の怒りに対し沙耶は
「しょうがないじゃん!!!!全然家が見えないんだもん!!」
ご立腹である・・・・・・
「沙耶・・・・・もうすぐって月飛も言ってるし・・・・」
都水が必死に沙耶の怒りを止めようとしている。
「・・・・それにしても。何にもないなぁ〜」
「しゃーねえだろ愁檎。山奥なんだからよ」
「後どれくらいで付くの???」
つかさが月飛に聞いてみると・・・・・
「後3時間頑張れば付くよ〜〜〜〜〜」
「「「「さッ3時間〜〜〜〜!!!!!!?????????」」」」
「私は慣れてるから平気だけど???」
都水は余裕だそうだ。
〜3時間後〜
「やっと付いたよ〜〜〜〜〜」
「もう、汗ビショビショ〜〜〜」
「結構楽だったろ???」
「「「「全然楽じゃな〜〜〜〜〜い!!!」」」」
「蛇とか出て私は楽しかったけど・・・・・・」
「都水・・・・もう喋らないで・・・・・」
沙耶・愁檎・つかさ・淳平は汗だくである。
「っでも、家は立派だろ???」
「そうだな・・・・・なんでこんなのが山にあるんだ的感覚に陥るよ」
「愁檎・・・・そこまで言わなくていいだろ」
「それじゃ、シャワー浴びて汗流したら庭に集合な!!」
「ヘイヘイ」
「「了〜〜〜〜解」」
シャワー浴び終わって
それじゃ、今日の晩御飯は何にするかなぁ〜〜〜」
「月飛???山にキャンプしに来たみたいだから・・・・・カレーにしようぜ!!!こういうときはカレーっしょ!!」
「キャンプって・・・・一時ここに泊まるんだぞ俺ら・・・・」
「ま、細かいことはいいじゃん!!!」
「それじゃ女子は料理の準備しといて」
「月飛〜〜道具は??!」
「台所にあると思うよ」
「わかった〜〜〜」
「俺らは薪割り等しておくから〜」
「わかった〜〜。何かあったらすぐ呼ぶねぇ〜〜〜」
「へ〜〜〜い」
「それにしても、俺薪割り何かしたことないぞ」
「淳平さんは都会育ちですからねぇ〜。いい経験になるんじゃないッスか??」
「それもそうだな」
「じゃあぁ〜最初は俺と愁檎が巻き割するんで、山菜などを採ってきてください」
「あいよ〜〜〜」
〜1時間半後〜
「ただいまぁ〜〜〜」
「チョッ淳平さん〜何処まで行ってたんですか?????俺らで薪割りし終わっちゃったじゃないッスか〜〜」
「ゴメンゴメン。その辺で山菜とって来てたらこんなに取れてさ〜」
ドサッ
「こんなに〜〜〜〜〜重そう〜」
「薪は女子達のところに持って行きましたから」
「サンキュー。この山菜明日に回そう」
「そうだな」
「それじゃ、戻ろう」
淳平が取ってきた山菜は明日に回された。
「月飛〜遅かったねぇ〜。何してたの??」
「淳平さんの帰り待ってたんだよ」
「そう。怪我なくてよかったぁ〜」
「薪割じゃ怪我しないよ」
「はい!!チョットいいですかぁ〜。お二人がラブラブなのはよ〜〜〜く知ってますから。ここでもいちゃつかないでくださいねぇ〜〜〜〜」
「沙耶〜〜〜〜〜いちゃついてな〜〜〜い」
「逃げろ・・・・・・」
「アッこら〜〜〜〜沙耶〜〜〜〜〜待て〜〜〜〜〜」
「月飛お前も大変だなぁ〜」
「愁檎・・・・・しみじみ言わないでくれ・・・・・」
夕飯も食べ終わりすっかり夜に
「なぁ〜月飛」
「ん??何ですか淳平さん??」
「何やってんだ???」
「あぁ〜これですか。夜中のイベント第一弾ですよ(笑)」
「イベント????」
月飛の手には『懐中電灯とくじの様な物』があった。
「おぉ〜〜〜い皆ァ〜〜〜〜〜〜」
「ん??どうした月飛???」
「肝試ししようぜ!!!!!!」
「「「「「えぇ〜〜〜〜〜〜???!!!!!」」」」」
「お前らに拒否権はない!!!さっさとくじを引く!!」
「へ〜〜〜い」
「月飛が準備してたのはこれか・・・・」
「何だか楽しそ〜〜〜〜う」
「都水・・・・・・はしゃがないで・・・・」
「なんか・・・怖いなァ〜」
「皆くじ引いた???じゃ組み合わせは同じ色の人とペアになること!!」
「赤って誰????」
「うっそ〜〜〜〜〜なんで私が愁檎となんなきゃいけないの???」
「おれだっていやだってぇ〜〜の!!」
「白って誰???」
「都水。白俺!!」
「よっかたぁ〜〜〜。月飛で」
「そういわれると照れるんですが・・・・」
「ッてことは私は淳平君とだね。頼りにしてるぞ!!」
「あ・・・・・あぁ」
「あっそうだ言い忘れてたけど、ここお墓があるんだよ。っで薪割ってるときに墓に行ってお守り置いてきたんだ。それをとってくること!!」
「「「「「へ〜〜〜〜い」」」」」
「月飛の話によるとこの山のお墓に霊がよって来るそうだから気をつけてだって〜」
「じゃぁ〜一組目は・・・・・『愁檎と沙耶』」
「しゃーーーねぇ〜。行くぞ沙耶」
「あんた頼りないんだから・・・・ちゃんと守ってよ??」
「何からだよ・・・・それに俺彼氏じゃないし・・・・」
ギャーギャー言いながら『愁檎と沙耶』は出て行った。
「月飛・・・・・・・・イベント第一弾。楽しみぃ〜〜〜」
「墓に霊が出る話は叔母さんが言ってたから本当だろうから気をつけないとな」
「大丈夫!!!私には月飛がいるもん☆」
「サンキュー。それに答えなくちゃな」
月飛のイベント第一弾が始まった。
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