title11.gifねぎ様 投稿作品 「ぬくもり」 第三章 最終章




最終章







「綾・・・気持ちいいんだ

   今度は自分で動いて・・・」


「えっ!?ど・・・どうやって・・・」


光悦の表情の中、戸惑いを出しながらも突き上げられる快楽には抵抗が出来ない


「だから、こういう感じで」


淳平の腕が綾の腰を掴み、先ほどと同じように綾を導く


「あぁっ・・

       あ・・・い・・・ん・・・・  」


ぎこちない動きで言われたとおりにする。

まだ慣れてないその動きではあったが、今の綾には陰核への刺激だけでもう十分すぎるものがあった


「あっ   あっ・・・  あっ・・・

     はぁっ・・・  あっ・・・くっ・・いっ・・ん・・・・」


自らの動きにあわせ、歓喜の声を上げ始める。


  クチッ   クチュ

       グチュ   クチュ


綾が動く度に、漏れ始める音


あふれ出る蜜が、淳平の腹部へと冷たく流れ落ちる


宙を迷い続ける綾の両手をしっかりと掴み、ギュッと握り締める



安定感のなかった綾の身体。求めていたものを得た綾の行為は、自らの動きによってもたらされる例えようのない快楽を得るが為に激しさを増していく


「あぁ・・・いい・・・

  気持ちいい・・

       淳平くん・・・   いい・・・すごくいい・・・」


乱れ始める綾

淳平の腰の辺りからうずくような感覚が起こる

綾のその行動を見ているだけでも、淳平にとってはとても興奮する情景であった


「あ・・あぁ・・・ぁ・・・・」


綾に更なる高みへと行ってもらおうと、淳平は腰を少し浮かし、綾との接点を多くする


「あぁーーーーっ!!いっ・・・・

             はぁっ・・・・すごい・・・


 すごく・・・   いい・・・・

         じゅ・・淳平くぅ・・ん・・・・」


大きく身体を後ろへのけぞらし、今までにない声を上げる綾


「いいっ・・・

   淳平くん・・・  気持ちいい・・・あぁ・・・・・・・も・・・もう・・・」


綾の中にどんどんと込み上げて来る快楽


広げられた部分が、しっかりと淳平をくわえ込み、肉壁がギュっと締まり始める







「うっ・・・あ・・綾・・・

       いいよ・・

       俺も・・・すごく気持ちいい・・・」


「あん・・・あぁ・・・あん・・


 も・・・もう・・  だ・・・・だめ・・・・」


淳平の言葉は綾にはもう届いてない

己の動きによってもたらされる快楽は、激しく腰を前後・上下に動かすことによって更なる高みへと押し上げる


「あ・・ん・・

 ね・・・・ねぇ・・・・お・・・・お願い・・・」


「はぁっ・・・な・・何・・綾・・・」


綾の光悦な表情を見ながら、自らの欲望を押えつける淳平


「あ・・・あん・・・・あぁ・・・

  い・・・・   イッテも・・・・」


「えっ・・・・・!?」


綾の腰の動きが激しさを増す


  クチュ

  グチュ   クチュ


綾の中からどんどんと蜜が溢れてくるのがわかる

淳平の陰茎は、全体がしっとりと蜜に包み込まれ、液体の中で動き続ける



「お願い・・・イキそう・・・・

  
       ねぇ・・・   イッテも・・いい・・・?・・・・」



  ゾクッ



その綾の懇願に、今までに見たこともない表情。

淳平の中に押えつけていたものがはじけ始める



「イ・・・イキそうなの・・・

   いいよ・・・お・・・俺も・・・・


              俺も・・・イキそうだから・・・」



「じゅ・・淳平くん・・・・」


  クチュ

      クチュ    クチュ


  グチュ
         ズリュ   クチュ



「はっはぁっ・・・綾・・・いい・・・いいよ・・・・綾・・・」



艶のある表情を浮かべ、じっと淳平の事を見詰めながら腰を動かし続ける



「いい・・・?

 ねぇ・・・・

        いい?・・・   イッテも・・・いい?・・・」



「綾・・・いいよ・・・イッテ・・・・俺・・・

   もう・・・  イク・・・・」



「じゅ・・・淳平くぅ〜〜〜ん・・・・・」


「あ・・綾・・・・イク・・・イクよ・・・」


「あぁ・・・イク・・・淳平くん・・・

  イ・・・


          イク・・・・・っ!!」



ぎゅっと締め付けがキツクなる。

と同時に、中からあふれ出てくる蜜。



「あぁ〜〜〜・・・・

            淳平くぅん・・・・  あぁっ・・・・」



「うっ・・綾・・・・    イクっ・・・


      んっ・・・   ん・・・はぁっ・・・」



先端に降りかかった綾の蜜が、淳平を最高の快楽を与え、そのまま綾の奥底へと突き上げるように吐き出した



綾の中で固さを増した陰茎が、再び熱い欲望を広げ始める



「はぁっ・・・

 はぁっ・・・   はぁっ・・・」



「あぁ・・・はぁっ・・・・ん・・・  はぁっ・・・」



自ら絶頂を迎えた綾

乱れた髪をそのままに、淳平の胸に倒れこむ綾



繋がった部分からは、お互いの欲望があふれ出ている



「綾・・・

  綾・・・  

         綾・・・」



何度も綾の名前を呼び、優しく乱れた髪の毛を撫で続ける。


息を乱し、全身からあふれ出ている汗が綾の身体を綺麗に照らす


髪の毛の上から優しくキスをし、意識朦朧の綾を優しく包み込むように抱き寄せる



「ん・・・・  淳平くん・・・・」


「綾・・・」


お互いに見つめあい、どちらからともな唇を重ねあう



「大好きだよ・・・・綾・・」



「あ・・・あたしも・・・

      大好き・・・」



お互いの唇を確かめるような優しいキス



繋がったままの二人は



いつしかお互いのぬくもりの中




ゆっくりと夢の中へと





溶け込んでいく・・・



「ぬくもり」 完


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