おまけ3 - EVE 様
開演のファンファーレがなる。
『音』という波動が大気を、そして聴衆の鼓膜を振動させ、交感神経が彼らの体を戦闘体制へ移行させる。
『何もないはず』のこの天空の宴会場に響く盛大なオープニングが、『宴』の参加者の興奮を高める。
さぁ、はじめよう。今宵も彼の一声と共に!!
「あ〜、悪い、あいつ前回レッドカードくらって出場停止なんだわ。」
とんだ、茶番である。
さて、今宵も、いつものメンバーで進行していく予定だったが、やむをえない事情で一名参加できない。と、いうことで問題は、誰があとがきなるものを展開していくかであるが…
「え? おれ?」
…よりにもよって真中である。「なにが、いけない!!」
あの、『ま、な、「繰り返さんでいい!!」』
これでは、さすがに辛抱強くここまで読んで下さった読者様もさじを投げてしまうにちがいない。であるから、今回は作者に代わって私が「キャァ!!」ドサッ …???
真中:「『作者不在』、そのある意味絶体絶命で考えようによってはどうでもいいような危機にATフィールド『Absolute-Techmacmayakon-Field』(絶対おかしいだろ?領域)を突き破り、腹立たしくも憎らしいナレーターの戯言を遮ってこの空間に出現したもの。しかし、それは軽量小型というある種固定観念化した日本製品への大いなる挑戦だった。
内包された爆発的なエネルギー、その日ナレーターのココロは萌えた。
次回、秘密は『ニトロ(いちご)』 きみは生き延びる事ができるか――――――」
え、えと………「あれはいいものだぁ!!!」マ・クベ!?
やっぱり、はっちゃける真中。
なぜか、再登場のストロベリー。ナレーターだってどうしたらいいか分からない。いや、むしろどうしようもないったらどうしようもない。というか、今回ばかりは真中淳平に助けられたかもしれない。
なんか作者が本編よりこっち書いてるほうが楽しくなってきたその時、件の少女が起き上がる。
「う、う〜ん。」
「………………」
………………
「え、えと……ギャン?」
「キタ━━━━ヾ( д)人( д)ノ━━━!!!! 」
「ご、ごめんなさい、私あんまりよく知らなくて……」
この女なかなかできるようだ。実はコアか?
「ところで、どちらさま?」
「あ、あの私、東城綾って言うんだけど…」
「で、その東城さんがどうしてここに?」
「あの、その、学校の帰りに第九をくちずさむ男の人にこれを渡されて。それで気づいたらここに…」
まちがいない
「ああ、あいつだ。まったく意地でも印象に残りたいらしい。」
なんという執念、いや、せっかくおまけ続行なのに出られないのがよっぽど悔しかったのか?
「まぁいいや、おれ真中淳平、よろしくな?」
「あ、うん。こちらこそ。」
雰囲気作ってる君達、お楽しみの最中申し訳ないが、それは本編でやったらいいから進行しろ、進行。
「そ、そんなんじゃない!」「〜〜〜〜〜!」
いいから。
「え、えと東城さん、渡されたものって?」
「こ、これなんだけど、なにが書いてあるのかしら…」
彼女の持っていたのは一冊の台本、それには『おまけ2』と書かれていた。
「だ! 台本!?」
つまり、今回出演できない作者に代わって、進行役を務めてほしいということだろうな。
「え!? わ、私そんなこと、こ、困る……」
「ふぅ、ほら貸してみな?」「あ、……。」
そういって、真中は彼女の手から台本をとり今回のあとがきを語りだした。
「なになに、『今回からいよいよ本編に入りました。原作ではこれが彼〈真中淳平〉と、物語の表題である〈いちご100%〉において最も象徴的イベントであるイチゴぱんつとの出会いです。この直後、彼には運命的な出会いが待っているわけですが、〈masterpiece〉という題名を生かしたかったので、短めで文を切りました。ちなみに今回は1500字ほどで終わらせたのですが、長さ的にはどうでしょうか? 私は当初3000字ちょっとを基準にしようと思っていたのですがどれくらいが、一度に読む量として適正でしょうか? 皆様の意見を感想板にてお聞かせください。
裏話といたしまして、この話はおまけ1が投稿された時点ですでに完成していて、感想がなければその他の投稿もろとも撤収しようかという状態でした。まさに限界ぎりぎりといったところで何とか投稿に踏み切れたのですが、今後も、感想がある限り続けたいとおもいます。また、おまけに関してですが、登場キャラクター等のリクエストがありましたら、どしどしご応募ください。本編の演出上確実にとは行きませんがなるべく善処します。さらに、読者様のゲスト出演も募集しております。他のキャラクターにいぢられてもいいからわいわいやりたいといった方、簡単で結構なのでキャラ設定を添えてぜひお申し付けください。』 だってさ。」
作者一同お待ちしております。
「さて、最後に次か「フッ!!!」トスッ うぐ……」パタ
「ふ、吹き矢!? ま、真中君!! どうしようナレーターさん!?」
私は何も聞こえなかった。
「な、ナレーターさん!?」
私は何もみていない、ましてその場から駆け去るE●Eなど存在するわけもないし、事実そんなことはありえない。
「ど、どうしたらいいの……」
とにかく、一度上がった幕は引かねばなるまい。真中はもう戻って来れない。ここにいる者でそれができるのはもはや『東城綾』君しかいないのだ。
「そ、そんな無理です! 私にはできません!!」
…………………
「あ、あいつ最初から、これが目〈ガン!!〉て… はう!」パタ
「キャァ!! しっかりして真中君!!!」
なぜか崩れ落ちる真中、なぜか緋色に染まるこぶしを握り締めナレーターは、冷酷に、そして厳然と少女に宣言する。
さぁ、次回予告をしろ、しないのなら帰れ!!
沈黙がその場を支配する。
平穏無事の日常から殺るか殺られるかの戦場へと放り込まれた内向的な少女。
頼れるものが目の前でなぜか敗れ去った時、そこに立ち尽くした少女のココロには何が渦巻くのか。
怒りと悲しみが錯綜するこの世界で
一般人だった少女は一人の戦士へと成長する。
「……わかりました、やります、わたしがやります!!」
次回予告
それは、定められた運命だったのでしょうか
あの日、太陽が燃え尽きるその瞬間に
私達は、異世界へと跳ばされてしまったのかもしれません。
ありふれた日常が、ありえない非日常へ
退屈な学校生活が、刺激的なSchool Lifeへ
高鳴る『鼓動』と、切ないこの 『想い』
あの日、あのときを境に私達を取り巻くすべてが変わった。
あなたはまだ気がついていないのかもしれない。
でも、きっと気がつくよ。
始まる『恋』 始まる『物語』
そして、『私達』は『出会う』
次回、『Now we met.』
はじめましょう、私達のものがたりを。
初登場につき、キャラ設定を
東城綾 11歳
第二話において、真中と別れたあと、作者に拉致された少女。
天然、めがね、おさげ、巨乳(数年後)、おまけにどじっ娘属性完備の『すげ〜やつ』
性格など詳しい情報は、以後随時。
その他呼称、「いいおしり」「いいおんな」「おんな」「いいもの」「東城さん」
何気に扱い悪いか?
とりあえず、続いとく?
やっぱり新世紀エヴァンゲリオンはガイナックスの作品です。
「次回もサービスサービスッ!」〈作者)
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