雪の華 - TORO  様





『雪の華』  

雲に覆われた

この土地できれいな

きれいな

華が降る

少女は心おどり外へかけだした

雪雪雪

あっというまにすべてを白銀に染めた

少女は朝早く外へ飛び出る

靴の中に雪が入る 少女は気にせずはしゃいだ

足はかじんで動かなくなり 声は出ない

冷たい 動けない・・・

そのまま少女は 雪の華に埋まった

雪が溶けても少女はみつからなかった・・・

ボクのココロは凍っていますか?

アナタのココロは凍っていますか?

ボクのココロが冷たいのは

雪に覆われているから・・・

アナタのココロが冷たいのは

氷に覆われているから・・・

ボクのココロには

雪の華が・・・

アナタのココロには

氷の華が・・・

ボクの雪の華が

アナタの氷の華を

溶かします

そしてアナタにも雪の華を咲かせましょう


手を伸ばした

白い世界

届かなかった

その心は

踊る雪

かける足元

目の前の華

白く儚く

埋もれた夢は

春になったら出てくるのですか?

春になったら

また会えるのですか?

保障などなくても

ただ信じるだけの明日でも