153話補完・つかさを正門まで見送る真中 - ねぎぼうず様
誰も触れてないのですが、淳平がつかさタンを追いかけて行った、一体何を話したのか。
もしかしたら、つかさタンはその後の淳平との会話で多少は落ち着いたのかも知れません
そう考えると、淳平がつかさタンに家に飛び込んで「東城にちゃんと伝えたから!俺が好きなのは西野だって・・・」
といういきなりのセリフがわかるんです
つかさタンの表情は「・・え・・・ホントに・・!?」といった部分もあるかと思い
ます。嬉しさと驚きですね
つかさタンと淳平の間でどんな会話があったのか
「西野!・・・・西野待ってくれよ!なあ!!」
「・・・・・・いいよ、送ってくれなくても」
「ちょっと待てって!」
前をやや早足で歩くつかさの腕を淳平はギュっと掴んだ
「・・・・」
つかさは立ち止まった。
掴まれた腕から、淳平の暖かい手を感じる
「なぁ、ちゃんと校門まで送ってくから」
「・・・・・・」
「・・・・西野・・!?」
「・・・淳平くん・・・腕・・痛いよ」
「あっ!ご、ごめん!!」
慌てて腕を離す。
「あ・・あのさ・・・」
「・・・・ありがとう」
「・・え?」
「あたし、淳平くん追いかけて来てくれないかな〜って思ってたから」
「・・・な、何を言ってるんだよ」
「あのね・・・・正直に言うと、あたし、すごく不安なんだ・・・」
「・・・・・西野」
「あたし、淳平くんのことが好き。淳平くんのこと、すごくよくわかってるつもりだから・・・・
だから淳平くんの中に東城さんがいるのが凄く・・・凄く・・・・」
綺麗な髪が風に揺れる
瞳がやや潤んでるようにも見えるが、淳平は心に大きな鎖を絡ませられたような気分だった
「・・・見ててくれよ」
「・・・何を・・・?」
「俺のこと、見ててくれよ!俺がどれだけ西野のことを好きなのか 俺がどれだけ本気で西野のこと思ってるのか見ててくれよ!!」
淳平の大きな声に、出入りの激しい泉坂高校の校門付近の生徒たちが、一斉につかさ達の方を見た
「・・・・な、やだ!ちょっと、声大きいよ!!」
嬉しさと恥ずかしさで頬を染め、淳平の手を引っ張って大急ぎで校門の外へと走り出す二人
な〜〜んて、すとろべりった内容があったりしたりすると嬉しいですね♪
結局は、あのあと、淳平はつかさタンに好きな気持ちをわかってもらいたい旨を伝えてると思うんです
つかさタンを少しは安心させるような何かを
だから、つかさタンはベッドの上で寝転んでたのではないでしょうか
補完完了